SPI トランス(絶縁トランス)接続概念図
低圧系統分散型パワーコンディショナ向け、SPIトランスには、7つの特徴があります。
- パワコンと系統を完全絶縁
- 電圧変換(パワコンの出力電圧を200Vの低圧配電線電圧にする。)
- 直流電流流出防止機能
- 雷サージ防止機能
- 高効率・低待機電力
- 過積載対応
- 10年無償・20年有償の長期保証
パワコン(インバータ)の故障時などの柱上変圧器の直流偏磁対策にSPIトランスが必要になります。逆変換装置(パワコン、インバータ)の故障により交流電流に直流成分が重畳して系統へ流出すると、柱上変圧器が直流偏磁され、系統の電圧がひずんで分散型電源設置者以外の需要家に悪影響を及ぼします。
モデル | 負荷率 | |||
---|---|---|---|---|
20% | 太陽光発電の 想定負荷率 40% |
100% | ||
超高効率 ※1 |
負荷損 |
44w | 175w | 1091w |
無負荷損 | 26w | 26w | 26w | |
総損失 | 70w | 201w | 1117w | |
効率 | 99.3% | 99.0% | 97.8% | |
高効率 |
負荷損 |
46w | 182w | 1140w |
無負荷損 | 160w | 160w | 160w | |
総損失 | 206w | 342w | 1300w | |
効率 | 97.9% | 98.3% | 97.4% |
※1. 超高効率S シリーズ(アモルファス)を採用して頂きますと、無負荷損失=待機電力がZ シリーズ(電磁鋼板製)に比べ小さく、全負荷率で高効率です。 特に太陽光発電のように等価負荷率が低い領域で大きな省エネ効果を
発揮し、環境配慮と同時に利益増加に繋がります。
太陽光発電所は、電力を系統側へ売電しているので、万が一の配線短絡事故が起きた場合には、ワーストケースとして系統側への短絡事故を招き、広範囲に停電させてしまう危険性があります。
SPIトランスには、それを未然に防止するためのブレーカー・漏電遮断器が入ったブレーカーBOXを追加することが可能です。
ブレーカーBOXは施錠できその上で南京錠もかけられます。
※IP44とは、日本工業規格で規定された防水や防塵の程度について表す等級で、最初の第一特性数字の4は直径1.0mm以上の大きさの外来固形物に対して保護されていることを示し、2番目の第二特性数字の4はケースに対してあらゆる方向からの散水によっても悪影響を受けない構造と定義されています。
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